仕事、家事、育児。いつも時間に追われて、ゆっくりする暇もない。もっと上手に時間を使えたらいいのに……。
シンママ(パパ)として、ひとりで頑張って疲れていませんか?子どもを育てながら家事をするのは本当に大変ですよね。
私は大学生2人を支えるシングルマザー看護師✖️カウンセラーです。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
・家事を時短し得られるメリット
・洗濯を時短する方法
・掃除を時短する方法
・料理を時短する方法
・家事をひとりで抱え込まない戦略
家事を時短する方法を知り、もっと自由に使える時間を増やすことができます。
お金を使ってもいいから時間を買いたいという人には、
関連記事:【仕事と子育てを両立】シングルマザーが家事を時短し自由時間を手に入れる方法
シングルマザー看護師が家事を時短して得られるメリット
看護師は、夜勤や不規則なシフトによって、心も体も疲弊しがち。それに子育てが加わると、もっとゆとりがなくなりますよね。
家事を見直し時短することには多くのメリットがあります。
・心に余裕が生まれる
・疲労が軽減される
・自己肯定感が高くなる
・自分の時間が取れる
・完璧主義を手放せる
洗濯、掃除、料理、この3つの家事を見直すだけで、時間に余裕ができます。
子どもと過ごす時間、ママ(パパ)が自由に過ごせる時間を充実させていくことで、自己肯定感も高まります。
時短=手抜きという思い込みを捨てると、何もかも完璧でなくていいと思え、「完璧な親」でなくても幸せを選べることを実感できるようになりますよ。
洗濯の時短術5選

子どもが小さいと、何かをこぼしたり、ときには思わぬ行動(泥水に入ってみたり)をして、すぐに服を汚してしまいますよね。汚れない日がないくらい。笑
洗濯物は洗っても洗っても増える一方で……。
毎日のことだからこそ、洗濯を楽に済ませるコツを身につけましょう。
1️⃣ 洗濯物は種類ごとにカゴを分ける
2️⃣ タイマー予約を活用
3️⃣ 洗濯の導線を整える
4️⃣ 干し方を変えてみる
5️⃣ たたまない収納
1️⃣ 洗濯物は種類ごとにカゴを分ける
色物・デリケートなもの・タオルなど、洗濯機に入れるグループごとにカゴを分けておくと、洗う時の仕分け作業をなくすことができます。
3段のランドリーワゴンを使うと場所も取られず、見た目もすっきり。どれに何を入れるのか、お子さんとルールを決めておくと、仕分けの手間を減らせてもっと時短になります。
洗濯機に入れる前に、衣類が裏返っていたらその場で直しておくと、干す時の手間も省くことができますよ。
2️⃣ タイマー予約を活用
夜勤前にタイマー予約しておくと、帰宅したら干すだけになり時短。
夜勤ではない日は、洗濯機を夜にセットし、朝起きたらすぐに干せる状態にしておくのもいいですね。
3️⃣ 洗濯の導線を整える
洗剤やハンガーはすぐに使える場所にまとめておく。洗濯機と干す場所を近くすることでも時短になります。
洗濯機の近くに吊り下げ式室内物干しを付けると、より導線がスムーズに。導線が近いことで、すぐに干せ、雨の日でもそのまま干しておけるので便利です。
4️⃣ 干し方を変えてみる
物干し竿に広げて干すと、風が通りやすく早く乾きます。一気に取り込めるので、取り込む時間も短縮できます。
タオルや下着、靴下など、シワが気にならないものは浴室乾燥や屋外でまとめて乾燥させても良いでしょう。
伸ばさず、型崩れさせずに干したいときは平干し用ネットも便利。簡単に干せますが、風が強い日は洗濯物が飛ばされないように注意しましょう。
5️⃣ たたまない収納
ハンガーにかけたまま収納すると、たたむ時間を省略できます。
下着、靴下は箱に入れるだけ。パジャマや部屋着なども、たたまずに引き出しに放り込むのもひとつの手です。
子どもの靴下などシワが気にならないものは、洗濯ネットのまま乾燥させ、そのまま収納袋として使うのも有効。干す・たたむの手間を減らせます。
掃除の時短術5選

子育て中の掃除、片付けたと思ったら散らかり、きれいにした瞬間に汚れるなんてことも多いですよね。
日々の掃除を少しだけ楽にする方法を提案します。
1️⃣ ついで掃除
2️⃣ 使う場所に掃除用具を置く
3️⃣ 床にものを置かない配置
4️⃣ 毎日3分だけ掃除
5️⃣ 汚れ防止アイテムを効果的に使う
1️⃣ ついで掃除
トイレを使ったら10秒で便器を拭く、歯磨き後に洗面台を拭くなど、「ついで」で常にきれいを保ちましょう。
入浴後も「ついで」に掃除。お風呂から上がったら、壁や床に熱いシャワーをかけ石鹸カスを流し、最後に冷水をかけて温度を下げるとカビ予防にも効果的です。
お風呂掃除の後は、まだ濡れているスポンジやタオルでそのまま洗面台のシンクもサッと拭いてしまうと、一気に2か所の掃除ができます。
キッチンは使ったらすぐ拭くと、汚れが乾かないので掃除の時間が短縮できます。ガスコンロ周りの油はねも、料理後にキッチンペーパーで拭き取ることを習慣化すると、汚れの蓄積を防ぎ時短効果があります。
2️⃣ 使う場所に掃除用具を置く
各部屋に掃除シートやハンディクリーナーを置いておき、気づいたときにすぐ掃除できるようにすると、掃除用具を取りに行く時間を短縮できます。
トイレには使い捨てシートや洗浄スプレー、キッチンや水回りにはメラミンスポンジ。すぐに使えるように常備しておきましょう。
3️⃣ 床にものを置かない配置
洗濯カゴやゴミ箱を浮かせるだけで掃除が楽になります。
床に物がない状態だと、掃除機がけの前に物を動かす手間を省くことができます。
4️⃣ 毎日3分だけ掃除
毎日少しだけ、気になるところだけ掃除してみましょう。
まとめて掃除するとなるとハードルも高く感じますが、日々実践していると汚れもたまりにくく、大掃除のときも楽になります。
5️⃣ 汚れ防止アイテムを効果的に使う
ガスコンロマット、換気扇フィルター、油汚れ防止シートなどを使い、そもそも汚れるのを防ぎます。
料理の時短術5選

日々の食事作りの時間。毎日3食用意するのは大変ですよね。
子どもが小さいと、食事ができるのを待てずに間食してしまうことも。今よりも簡単に料理ができる方法をお伝えします。
1️⃣ 食事のメニューをルーティン化
2️⃣ カット野菜、缶詰の利用
3️⃣ 一度にたくさん作る
4️⃣ 同時に2種類作る
5️⃣ 洗いものを減らす
1️⃣ 食事のメニューをルーティン化
今日のごはんは何を作ろう?子どもたちがお腹をすかせてるから、なるべくなら早くできるものがいいけど……。
仕事と子育てに追われていては、毎日の食事のメニューを考えるだけでも一苦労ですよね。
食事を考えるのが面倒なときは、曜日ごとにメニューをルーティン化し、考える作業を減らしてみましょう。
月曜:作り置きの日
鶏のてりやき
ひじきの煮物
わかめスープ
火曜:野菜を切らない日
豚こま×キャベツの蒸し焼き
トマト
味噌汁(豆腐とネギ)
水曜:冷蔵庫一掃日
カレーor具だくさんスープ
サラダ(レタスとコーン)
木曜:焼くだけの日
鮭orサバの塩焼き
ひじきの煮物(月曜の残り)
金曜:簡単メニューの日
親子丼
味噌汁(大根と油揚げ)
漬物or納豆
土曜:麺の日
うどんor焼きそば
日曜:無理しない日
鍋or惣菜
1週間の献立を簡単に決めておくと、同じ作業を繰り返すだけなので、買い物や料理するときも時短になります。
曜日で、食事作りを頑張る日とそうでない日と分けるとメリハリもつきますよ。
食事のメニューは決めていなくても、カテゴリーだけでもおおまかに決めておくと迷わなくてすみます。
・月曜:鶏肉
・火曜:豚肉
・水曜:煮込み料理
・木曜:魚
・金曜:丼もの
・土曜:麺類
・日曜:鍋or惣菜

毎週同じ料理にしたら飽きないかな?

そんなときはAIに相談すると、味変などすぐに提案してくれますよ
食事の味付けをいつもとは違うものにしたり、盛り付け方を変えるだけでも、子どもは喜んでくれますよ。
別の料理を作りたいときも、AI(Chat GPTなど)に冷蔵庫にある食材、作りたいもの、どんな味にしたいか(甘辛系、さっぱり系など)を伝え、「簡単にできるものメニューを教えて」と指示すると、すぐに美味しい料理を提案してくれます。
2️⃣ カット野菜、缶詰の利用

料理をするとき野菜を洗ったり、切ったりするのは面倒ですよね。
時間を節約したいときは、カット野菜を利用してみませんか?
切ってない野菜に比べ割高になることもありますが、家事をする時間を買ったのだと考えると割に合います。
冷凍のカット野菜であれば、すぐに使えて保存もきくので便利です。旬の時期に収穫された新鮮なものを急速冷凍し栄養を閉じ込めているので、栄養価も高く保たれています。年間を通して価格が安定しているのも魅力的です。
時短料理には缶詰も欠かせません。味付け済みのものはそのまま食べても美味しいですよね。
魚の缶詰は汁ごと使うのがオススメです。栄養価が高く、EPA・DHA、カルシウム、タンパク質も豊富なので、お財布だけでなく体にも優しい食材ですよ。
特にサバ缶・トマト缶・ツナ缶は万能で、色んな料理で幅広く活躍してくれます。
・パスタ
・炒め物
・カレー
・スープ
・和え物
インフレに負けないよう、価格の安定した冷凍野菜や缶詰をフル活用してみましょう。
冷凍野菜についてもっと知りたい方には、北ガスの記事:「冷凍野菜のメリットとデメリットを解説!美味しく食べるための注意点もご紹介」が参考になります。
3️⃣ 一度にたくさん作る
子育てをしながら、毎日食事を作るって本当に大変ですよね。
食事を作る回数を減らせるように、休日や子どもたちが寝ている間に多めに作ってみませんか。
・鶏ひき肉のそぼろ
・肉じゃが
・小松菜と油揚げの煮浸し
・ひじきの煮物
・豚汁
・鶏団子スープ

料理が傷まないようにするには?

冷ますときは常温で。冷めたらすぐに冷蔵します
料理を作ったら45分を目安に、冷めたらすぐ冷蔵庫へ入れましょう。
清潔な箸・スプーンで取り分けることも重要です。スープは毎回しっかり温め直してくださいね。
そぼろ・ひじきは冷凍しておくと、食べたいときにいつでも食べられ、食品ロスも防げます。
ごはんを多めに炊き、1食分ずつ冷凍しておくのもオススメです。
4️⃣ 同時に2種類作る
炊飯器の上に耐熱容器を置くポットインポット法や、一度に作れるフライパンを使用すると、2種類の料理が一度に作れます。
ポットインポット法とは、炊飯器でご飯を下にセットし、食材を入れた耐熱容器(耐熱ガラス、ステンレス、シリコンカップ)を上に乗せて炊く方法です。
・蒸し鶏
・温野菜
・ゆで卵
・サツマイモの蒸し煮
・ほぐし鮭(サーモンフレーク)
パスタと野菜を一緒に茹でるのも時短になっていいですね。
5️⃣ 洗いものを減らす
食事はワンプレートもしくは、大皿に盛り付けて食卓の中央に置くなどすると、使う食器が減り洗い物も少なくてすみます。
調理後、そのまま食器として使用できるシリコンスチーマー、鍋を利用するのも便利です。
食材に味を付けるとき、調味料といっしょにビニール袋に入れて揉むだけにすると、ボウルなど使わないので洗い物が減ります。
家事をひとりで抱え込まない戦略

子育ても家事もひとり。頼れる相手がいないと、ついついひとりで抱え込んで苦しくなってしまいますよね。そんなときは子どもにも協力を求めましょう。
子どもは大好きなママ(パパ)が喜んでくれるのが大好きです。掃除や片付けを子どもと一緒にゲーム感覚で取り組み、子どもの頑張りを褒めると、進んでお手伝いしてくれるようになりますよ。
家事ゲーム化作戦
・30秒チャレンジ:
→タイマーを使って、どれだけ片付くか競争
・色分けクエスト:
→赤いものだけ先に集める、次は青…とミッション制にする
・ママ(パパ)VS子どもバトル:
→同時に片付け開始。多く片付けた方が勝ち
・タオルたたみ職人チャレンジ:
→タオルを”同じサイズにきれいにたたむ”のを競う
・靴下のペア探しゲーム:
→靴下のペアを探してひとつにまとめる
・レストラン店員ごっこ:
→料理を運ぶ係、テーブルを整える係に分担
家族はチーム戦です。ひとりで抱えこまず、お子さんと一緒に家事を楽しんでいきましょう。
まとめ
洗濯、掃除、料理。いつもの家事も工夫次第で時短することができます。
ちょっとしたコツをつかめば、今ままでの家事時間を、自由時間に変えていくことができます。
ぜひ浮いた時間を、お子さんとママ(パパ)の心が豊かになる時間にしてくださいね。
