ひとり親だし、子どものためにも頑張らないと……。
ワンオペでできることは限られているし、完璧にできないのはわかってるんだけど、それでも「ちゃんとしなきゃ!」

最近、「ちゃんとしよう」と思うと苦しくなります。

すべてを完璧にしようとすると苦しくなります。もっと肩の力を抜いてみませんんか?
私はひとりで働きながら、子どもふたりを大学に進学させた、シングルマザー看護師×カウンセラーです。
シンママ(パパ)として、仕事、家事、育児、すべてをひとりで抱えている……。それだけでもとても大変なこと。その上、すべて完璧を目指してしまうと苦しくなるのは当然です。
この記事を読むと以下のことがわかります。
・シンママ(パパ)看護師が完璧を求めてしまう理由
・完璧主義のメリット・デメリット
・やめたら楽になる習慣
・完璧主義を手放して受け取れるもの
もう既に頑張っているママ(パパ)。「完璧な毎日」ではなく、子どもと一緒に笑顔で過ごせる時間を作っていきませんか?
シンママ(パパ)看護師は、なぜ完璧を求めてしまうの?


すべてを完璧にできないことはわかってるのに、どこかで完璧を求めてしまいます。

完璧を求めるのは、「看護師として」「ママとして」頑張っている証拠ですよ。
なぜ、シンママ(パパ)看護師は「完璧」を追い求め、自分自身を追い詰めてしまうのでしょうか?それには職業的な影響や環境的な背景があります。
・看護師は「ミスが許されない」という思考のクセ
・「片親である」責任感と、子どもへの罪悪感
・「自分が倒れたら終わり」という恐怖
「完璧主義」はママ(パパ)の性格が元になっているわけではありません。置かれている状況から生まれた、「大切なものを守るため」の手段なのです。
看護師は「ミスが許されない」という思考のクセ
看護は「大切な命」を預かる仕事です。命に直結するミス(誤薬、転倒転落など)を起こさないようにと、常に緊張感の中で働いています。
医療現場では「ミスを起こさないこと」「完璧に行うこと」が目指されます。このプロフェッショナルとしての思考のクセが、無意識のうちに家庭にまで持ち込まれることがあります。
「洗濯物をたたみ忘れること」が、まるで「点滴の指示を忘れること」と同じくらいの重大なミスのように脳が錯覚してしまうのです。
「片親である」責任感と、子どもへの罪悪感
母子(父子)家庭であることに、心のどこかで「子どもに申し訳ない」という罪悪感を抱えていたり、過度に「片親だからきちんとしなきゃ」と感じていることがあります。
「父親(母親)がいないから家が散らかっている」
「片親だから身なりが整っていない」
といった周囲からの偏見を恐れ、「家事も育児も完璧にしなければ!」という強迫観念につながってまうこともあります。
「自分が倒れたら終わり」という恐怖
シンママ(パパ)は、家庭の大黒柱であり、子どもにとって唯一のセーフティネットです。「自分がしっかり管理(コントロール)しなければ、子どもを守れない」という根本的な恐怖感があります。
子どものことや生活のことなど、すべてを完璧に把握し管理しようとすることで、自分自身の安心につなげようとしているのです。つまり、完璧主義は「自分と子どもを守るための防衛本能」でもあります。
完璧主義のメリット・デメリット

完璧であろうとすることは、とても素晴らしいことです。一方で自分自身を追い詰めることもあります。
完璧主義のメリット、デメリット。両方を理解することで、「完璧」との距離感をつかんでいきましょう。
完璧主義から受け取る「3つのメリット」
完璧を目指すことには様々なメリットがあります。まずは、完璧主義がママ(パパ)自身を守り、支えてくれたポジティブな側面を認めましょう。
・まわりから信頼される
・危機管理能力が身につく
・自己成長につながる
まわりから信頼される
命を預かる看護師として、完璧を求める姿勢は最大の武器です。ミスを許さない姿勢、質の高いケアを提供することは「誠実さ」そのもの。ミスを未然に防ぐことは、同僚や患者さまからの信頼の礎になります。
危機管理能力が身につく
ひとり親という大変な環境の中、家計や子どもを守れているのは、完璧を目指し「リスクを先読みして回避」してきたから。それは子どもとの”今や未来”を守り抜くための強さでもあります。
自己成長につながる
より良い生活(完璧)を求めるからこそ、多くのことを学び改善することができます。結果として自己成長にもつながるのです。

まずは「完璧を目指していた自分」に、「よく頑張ったね」と声をかけてあげてくださいね。
完璧主義がもたらす「3つのデメリット」
完璧を求めることに息苦しさを感じているのであれば、デメリット(手放してもよいこと)にも目を向けましょう。
・慢性的な疲労と「心の余裕」の消失
・「今、ここ」にある幸せを見落とす
・想定外の出来事でダメージを受けやすい
慢性的な疲労と「心の余裕」の消失
常に「100点」という高いゴールを目指し続けるため、脳が24時間休まりません。本来リラックスすべき家庭でも緊張状態が続き、心身のエネルギーが枯渇しやすくなります。
100点以外は「失敗」と見なしてしまうため、80点でも頑張った自分を認めることができません。常に自分に「ダメ出し」をしてしまうので、心も休まらないのです。
「今、ここ」にある幸せを見落とす
「できていないこと」に目が行きやすいため、小さな幸せに気づきにくくなります。
・目の前で子どもが笑っているとき
・頑張って成果を出せたとき
・きれいな景色が広がっているとき
日常にある「幸せ」を見落としてしまうこともあるのです。
想定外の出来事でダメージを受けやすい
「こうあるべき」という思いが強いため、子どもの急な発熱や仕事のトラブルなど、計画が崩れたときに受ける「精神的なダメージ」が人一倍大きくなってしまいます。

完璧を求める必要がないときには、「完璧でなくてもいい」と自分自身に許可してあげましょう。
完璧主義がつらかったとき「やめてよかった5つの習慣」

いつも「きちんとしなきゃ!」と思って、すべてに全力投球していませんか?
何事にも全力投球で挑む姿はとてもカッコいいです。けれど家事も育児も長期戦。完璧を目指し続けると疲れてしまいます。

完璧でなくてもいいことはたくさんありますよ。
次に、著者が「やめて良かったこと」を5つ紹介します。
・100点を目指すこと
・「全部自分でやらなきゃ」と思うこと
・人と比べること
・頑張れない日に「頑張ろうとすること」
・自分を後回しにすること
意識して行動するだけでも、楽になることがありますよ。
100点を目指すこと
やっと仕事が終わったと思ったら、家に帰ってきてからもやることがいっぱい。疲れ切ってキッチンに立つと笑顔になれない日もありますよね。
ママ(パパ)が疲れ切った顔で作る100点の手料理。それはもちろん美味しいけれど。
たまには冷凍食品をチンして食べる方が、子どもにとっては嬉しいこともあります。ママ(パパ)と一緒に「おいしいね!」笑って食べる60点の料理の方が、子どもにはご馳走になることもあるのです。
100点でなくてもいい。そう思えたら、心がもっと楽になりますよ。
「全部自分でやらなきゃ」と思うこと
シンママ(パパ)なのだから、「全部自分でやるべきだ」と思っていませんか?
「片親だし、自分で何とかしなきゃ」と、すべてを抱え込んでしまうと苦しくなってしまいます。背負っている荷物を少しだけでも下ろしてみましょう。
ママ(パパ)のそばには、あなたのことを一番大切に思ってくれている子どもがいます。「子どもに負担をかけたくない」と思い頑張ってきたと思いますが、子どももママ(パパ)の負担を減らしてあげたいと感じています。
子どもを頼り、少しだけでも家事を手伝ってもらいませんか?
家事を一緒にすることで、「ひとりじゃない」と感じることができ、心の負担を減らすことができますよ。

うちの子にもできる「お手伝い」はあるのでしょうか?

子どもの年齢に合わせた「お手伝い」の方法がありますよ。以下の記事で紹介しますね。
子どもと一緒に家事をしたい方は、
関連記事:【シンママ看護師】「もう疲れた」から卒業!お手伝いで親子の絆が深まる家事ゲーム
人と比べること
情報社会と言われる今日。何となくSNSを見ては、人と比べてしまうことってありますよね。
そのつもりはないのに、「キラキラしたママ」や「両親そろっている家庭」と比較してしまうこと。他人との比較が始まると、自分の中の足りないものばかりが見えてしまい、「眼の前にある幸せ」を見失ってしまいます。
隣の芝生は青くて、羨ましくなることもあります。けれど、「他人の表面上の良い部分」だけ眺めて自分の日常と比べても幸せにはなれません。

「うちはうち。よそはよそ。」と境界線を引き、今ある幸せを大切にしていきましょう。
頑張れない日に「頑張ろうとすること」
夜勤明けや体調がすぐれないとき、「今日は無理……。」と感じながらも、「母親(父親)だから」と、無理して頑張ろうとすることはありませんか?
「頑張れない」と心が悲鳴をあげているときも、自分を騙しながらも頑張ってしまう。ママ(パパ)は本当によく頑張っています。
けれど、休むことも仕事のうち。子どもとの未来のためにも、休めるときはしっかりと休むようにしましょう。
疲れて笑えない日もあると思います。そんなときは無理に笑わなくても大丈夫。子どもに「今日はママ(パパ)、電池切れです」と宣言し、頑張らずに「できることだけ」したら良いのです。

しっかり休んだ後は、また頑張れるようになりますよ。
家事をひとりで抱え込まない方法や、時短する方法を知りたい方は、
関連記事:忙しいシングルマザー看護師が【洗濯・掃除・料理を時短する15のコツ】
自分を後回しにすること
看護師として、ママ(パパ)として、いつも誰かのために尽くすのが当たり前になっていませんか?
けれど、自己犠牲のギバー(他者の利益を優先し、自分の利益を顧みず与え続ける)では、自分自身を満たすことはできません。空っぽのコップでは誰も潤せないのです。

子どもを優先するのは「当たり前のこと」ではないのですか?

子どもといるときは子ども優先。スキマ時間を活用し、自分を大切にする時間も作りましょう。
・夜、一人でゆっくりお風呂に浸かる
・早朝、子どもが起きる前に読書タイム
・子どもが寝てる間にコーヒーを飲む
少しの時間でも、「自分が喜ぶこと」をしてあげることで心は満たされます。
心のコップが満たされると、コップの中にある「優しさ」は外へ溢れ出ます。結果として、まわりも潤すことができるのです。
子どもは大切な存在です。だからと言って、ママ(パパ)自身のことを後回しにする必要はありません。子どもと同じようにご自身のことも大切にしてくださいね。
ママ(パパ)自身を大切にする方法を知りたい方は、
関連記事:【シンママ看護師の仕事と子育て】「しんどい」を手放す!心が疲れたときの対処法
完璧主義を手放して「受け取ったギフト」

完璧を目指して苦しかった日々。少しずつ「完璧であろうとすること」を手放していくと、眼の前にはたくさんのギフトが届いていました。
・心の平安
・子どもと笑顔で過ごす時間
・ありのままの自分を受け入れる勇気
子どもにとって一番嬉しいことは、ママ(パパ)と笑顔で過ごすこと。
完璧主義を手放し、「完璧ではない自分」を受け入れていくことで、「このままで幸せなのだ」と気づけます。

完璧を求めなければ、心も軽くなりますよ。
まとめ:頑張らない生き方

完璧を目指して頑張ることは、向上心の表れです。「頑張る」ことは素敵なことですが、「頑張り続ける」としんどくなることもあります。
「頑張らない=価値が下がる」ことではありません。「頑張らない」ことは、もっと楽に生きること。ときには力を抜いてみませんか?
肩の力が抜けると、今まで見えなかった「大切なこと」に気付くこともあります。ママ(パパ)のそばにある「小さな幸せの種」をお子さんと一緒に育てていってくださいね!

